山口あき子
受講生からのQ&Aをシェアしたいと思います。
ぜひ、参考にしてくださいませ。
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【No.12】
晶文社 青本 問題105 124ページ
問1.終末期(ターミナル期)とは、原因疾患にかかわらず 死が間近に迫った6カ月間のことをいう。→答え、×
と、ありましたが テキスト③61ページに
「一般的には終末期とは、積極的な治療がむしろ不適切と考えられる状態で、【生命予後が6カ月以内と考えられる状態】、とされている。」
とありますが これは正解が◯だと思ったのですが 私の解釈がなにか足りないところがあるのでしょうか?
確かに『原因疾患にかかわらず』など ちょっと乱暴な書き方になっていますが…宜しくお願い致します。
「終末期」とは、
病気が治る可能性がなく、数週間~半年程度で死を迎えるだろうと予想される時期。 終末期の患者に対する看護はターミナルケア、終末期医療と呼ばれる。 ターミナルケアの目的は、延命ではなく、死を目前にした患者の身体的・精神的苦痛を和らげ、 QOL(Quality Of Life)を向上させること。
「生命予後」とは、
病気・手術などの経過において、生命が維持できるかどうかについての予測のこと
表現の理解になると思いますが、特に「原因疾患にかかわらず、死が間近に迫った6か月間」というところの解釈になると思われます。
「6ヶ月間」と断定されていますが「数週間~半年程度」が正確な表現になります。
「死が間近に迫った6か月間」というところも「病気の治る可能性がなく」や「積極的な治療が不適切と考えられる状態」というニュアンスが欠けていると捉えてよいと思われます。
なかなか、出題者の意図を理解することは難しいですので、このような出題には「何を理解してほしくて聞いているのかな?」って気持ちを察しながら問題を解いていくと読み解きやすくなっていくことでしょう。